PICを、アセンブリ言語のプログラムで使う。

PICで電子工作をするため、アセンブリ言語プログラムを使い始める。

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アセンブリ言語の命令、RLF命令。

RLF命令の解説。

 

書式;RLF       f,d

         

   fは、汎用レジスタアドレス 0~127(0x00~0x7F)、または、ラベル。

   dは、結果の上書き先が、ワーキングレジスタか、汎用レジスタの選択。

動作;   C  f     C  f

      0 10010110 ➡  1 00101100

f:id:higonohimajin:20210321091725p:plain

Cと汎用レジスタの内容のビットを左に1回シフトし、dで指定されたレジスタに上書き。          

    C;影響する、例を参照。

   DC;影響しない   

   Z;影響しない

例;

 1.   汎用レジスタ番地;0x30とする。

    W  0x65     //命令実行前の値

       0b01100101 //2進数表記

    f  0x96     //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)

       0b10010110 //2進数表記

    C  0      //ステータスレジスタの値

    d  0      //書き込み先のレジスタ指定

    RLF     0x30,0   //命令実行

    0 10010110 ➡ 1 00101100 //Cの内容がfの0ビットにはいり、fの各ビットが左にずれて、fの一番左のビットの内容がCにはいる。

    W  0x2C     //命令実行後の値、dが0だから、こちらに上書き。

    f  0x96     //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    Z➡1。      //ステータスレジスタの値

 

 2.    汎用レジスタ番地;0x30(ラベル;Data)とする。    

    W  0x6A     //命令実行前の値

       0b01101010 //2進数表記

    f  0x16     //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)

       0b00010110 //2進数表記

    C  1      //ステータスレジスタの値

    d  1      //書き込み先のレジスタ指定

    RLF    Data,1   //命令実行

    1 00010110 ➡ 0 00101101 //Cの内容がfの0ビットにはいり、fの各ビットが左にずれて、fの一番左のビットの内容がCにはいる。

    W  0x6A     //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    f  0x2D     //命令実行後の値、dが1だから、こちらに上書き。

    Z➡0。      //ステータスレジスタの値