PICを、アセンブリ言語のプログラムで使う。

PICで電子工作をするため、アセンブリ言語プログラムを使い始める。

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アセンブリ言語の命令、RRF命令。

RRF命令の解説。

 

書式;RRF       f,d

           fは、汎用レジスタアドレス 0~127(0x00~0x7F)、または、ラベル。

   dは、結果の上書き先が、ワーキングレジスタか、汎用レジスタの選択。

動作;   C  f     C  f

      0 10010110 ➡  0 01001011

f:id:higonohimajin:20210321094259p:plain

 Cと汎用レジスタの内容のビットを右に1回シフトし、dで指定されたレジスタに上書き。          

    C;影響する、例を参照。

   DC;影響しない   

   Z;影響しない

例;

 1.   汎用レジスタ番地;0x30とする。

    W  0x65     //命令実行前の値

       0b01100101 //2進数表記

    f  0x96     //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)

       0b10010110 //2進数表記

    C  0      //ステータスレジスタの値

    d  0      //書き込み先のレジスタ指定

    RRF    0x30,0   //命令実行

    0 10010110 ➡ 0 01001011 //Cの内容がfの7ビットにはいり、fの各ビットが右にずれて、fの一番右のビットの内容がCにはいる。

    W  0x4B     //命令実行後の値、dが0だから、こちらに上書き。

    f  0x96     //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    Z➡0。      //ステータスレジスタの値

 

 2.    汎用レジスタ番地;0x30(ラベル;Data)とする。    

    W  0x6A     //命令実行前の値

       0b01101010 //2進数表記

    f  0x15     //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)

       0b00010101 //2進数表記

    C  1      //ステータスレジスタの値

    d  1      //書き込み先のレジスタ指定

    RRF   Data,1   //命令実行

    1 00010101 ➡ 1 10001010 //Cの内容がfの7ビットにはいり、fの各ビットが右にずれて、fの一番右のビットの内容がCにはいる。

    W  0x6A     //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    f  0x8A     //命令実行後の値、dが1だから、こちらに上書き。

    Z➡1。      //ステータスレジスタの値