アセンブリ言語の命令、RRF命令。
RRF命令の解説。
書式;RRF f,d
fは、汎用レジスタアドレス 0~127(0x00~0x7F)、または、ラベル。
dは、結果の上書き先が、ワーキングレジスタか、汎用レジスタの選択。
動作; C f C f
0 10010110 ➡ 0 01001011
Cと汎用レジスタの内容のビットを右に1回シフトし、dで指定されたレジスタに上書き。
C;影響する、例を参照。
DC;影響しない
Z;影響しない
例;
1. 汎用レジスタ番地;0x30とする。
W 0x65 //命令実行前の値
0b01100101 //2進数表記
f 0x96 //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)
0b10010110 //2進数表記
C 0 //ステータスレジスタの値
d 0 //書き込み先のレジスタ指定
RRF 0x30,0 //命令実行
0 10010110 ➡ 0 01001011 //Cの内容がfの7ビットにはいり、fの各ビットが右にずれて、fの一番右のビットの内容がCにはいる。
W 0x4B //命令実行後の値、dが0だから、こちらに上書き。
f 0x96 //命令実行後の値、こちらは、変化なし。
Z➡0。 //ステータスレジスタの値
2. 汎用レジスタ番地;0x30(ラベル;Data)とする。
W 0x6A //命令実行前の値
0b01101010 //2進数表記
f 0x15 //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)
0b00010101 //2進数表記
C 1 //ステータスレジスタの値
d 1 //書き込み先のレジスタ指定
RRF Data,1 //命令実行
1 00010101 ➡ 1 10001010 //Cの内容がfの7ビットにはいり、fの各ビットが右にずれて、fの一番右のビットの内容がCにはいる。
W 0x6A //命令実行後の値、こちらは、変化なし。
f 0x8A //命令実行後の値、dが1だから、こちらに上書き。
Z➡1。 //ステータスレジスタの値