PICを、アセンブリ言語のプログラムで使う。

PICで電子工作をするため、アセンブリ言語プログラムを使い始める。

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アセンブリ言語の命令、SUBWF命令。

SUBWF命令の解説。

 

書式;SUBWF      f,d

         

   fは、汎用レジスタアドレス 0~127(0x00~0x7F)、または、ラベル。

   dは、結果の上書き先が、ワーキングレジスタか、汎用レジスタの選択。

   動作;f - W ➡ f or  W

   汎用レジスタの内容からワーキングレジスタの内容を減算し、dで指定されたレジスタに上書き。

   (0x01~0x0x7F(1~127)が正の数、0xFF~0x81(-1~ー127)が負の数。)

    C;結果が正または0の時 ➡ 1、結果が負の時 ➡ 0。

   DC;結果が正または0の時 ➡ 1、結果が負の時 ➡ 0。  

   Z;結果が0の時 ➡ 1、結果が正または負の時 ➡ 0。

例; 

 1. 汎用レジスタ番地;0x30とする。  

    W  0x1F(31)     //命令実行前の値

    f  0x3A(58)     //命令実行前の値

       SUBWF   0x30,0    //命令実行

    fからWの内容を減算して、ワーキングレジスタに上書き。

    W  0x1B(27)     //命令実行後の値、dが0だから、こちらに上書き。

    f  0x3A(58)     //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    C➡1。      //ステータスレジスタの値、結果が正の数。

    DC➡1。      //ステータスレジスタの値、結果が正の数。

    Z➡0。      //ステータスレジスタの値、結果が正の数。

 

 

2. 汎用レジスタ番地;0x30とする。

    W  0x65(101)     //命令実行前の値

    f  0x65(101)     //命令実行前の値

       SUBWF   0x30,1   //命令実行

    fからWの内容を減算して、汎用レジスタに上書き。

    W  0x65(101)     //命令実行前の値、こちらは、変化なし。

    F   0x00(0)     //命令実行後の値、dが1だから、こちらに上書き。

    C➡1。      //ステータスレジスタの値、結果が0。

    DC➡1。      //ステータスレジスタの値、結果が0。

    Z➡1。      //ステータスレジスタの値、結果が0。

 

 3. 汎用レジスタ番地;0x30(ラベル;Data)とする。

    W  0x25(37)     //命令実行前の値

    f  0x0A(10)     //命令実行前の値

       SUBWF    Data,1   //命令実行

    kからWの内容を減算して、ワーキングレジスタに上書き。

    W  0x25(37)  //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    f   0xE5(-27)     //命令実行後の値、dが1だから、こちらに上書き。

    C➡0。      //ステータスレジスタの値、結果が負の数。

    DC➡0。      //ステータスレジスタの値、結果が負の数。

    Z➡0。      //ステータスレジスタの値、結果が負の数。