アセンブリ言語の命令、ANDWF命令。
ANDWF命令の解説。
書式;ANDWF f,d
fは、汎用レジスタアドレス 0~127(0x00~0x7F)、または、ラベル。
dは、結果の上書き先が、ワーキングレジスタか、汎用レジスタの選択。
動作;W AND f ➡ W or f
ワーキングレジスタの内容と汎用レジスタ内容のANDを計算し、結果をdで指定されたレジスタに上書き。
ステータスレジスタへの影響
C;影響しない
DC;影響しない
Z;計算結果が0の時➡1、それ以外➡0。
例;
1. 汎用レジスタ番地;0x30とする。
W 0x65 //命令実行前の値
f 0x96 //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)
d 0 //書き込み先のレジスタ指定
ADDLW 0x30,0 //命令実行
W 0b01010101 //0x65の2進数
f 0b10010110 //0x96の2進数
AND 0b00010100 //WとfのANDを計算、結果が0ではない。
W 0x14 //命令実行後の値、dが0だから、こちらに上書き。
f 0x96 //命令実行後の値、こちらは、変化なし。
Z➡0。 //ステータスレジスタの値
2. 汎用レジスタ番地;0x30(ラベル;Data)とする。
W 0x55 //命令実行前の値
f 0x96 //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)
d 1 //書き込み先のレジスタ指定
ADDLW Data,1 //命令実行
W 0b01010101 //0x55の2進数
f 0b10101010 //0xAAの2進数
AND 0b00000000 //WとfのANDを計算、結果が0。
W 0x55 //命令実行後の値、こちらは、変化なし。
f 0x00 //命令実行後の値、dが1だから、こちらに上書き。
Z➡1。 //ステータスレジスタの値