PICを、アセンブリ言語のプログラムで使う。

PICで電子工作をするため、アセンブリ言語プログラムを使い始める。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ご注意事項:
記載内容には、十分注意しておりますが、勘違い、記憶違い、理解不足、思い込み等が無いとは限りませんので、申し訳ありませんが、 記載内容の正確性は保障致しません(出来ません)。
従いまして、このブログの内容を参考にする事に起因して生じる、または 生じた、いかなる事態にも、当方は何の責任も取れませんので、 参考にされる場合は、自己責任にてお願い致します。
このブログのアセンブリ言語に関する説明には、PICで電子工作するのに必要な事柄以外(私のレベルで)は出てきません、ご了承願います。

アセンブリ言語の命令、COMF命令。

COMF命令の解説。

 

書式;COMF   f,d

           fは、汎用レジスタアドレス 0~127(0x00~0x7F)、または、ラベル。

   dは、結果の上書き先が、ワーキングレジスタか、汎用レジスタの選択。

 

動作; f  反転  ➡ W or f

     fの内容の2進数を反転して、格納先に上書きする。

     

ステータスレジスタへの影響

   C;影響しない

   DC;影響しない

   Z;計算結果が0の時➡1、それ以外➡0。

例;

 1.   汎用レジスタ番地;0x30とする。

    W  0x65     //命令実行前の値(ワーキングレジスタの内容)

    f  0x16     //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)

    d  0      //格納先の指定

    BCF      0x30,0   //命令実行

    f   0b00010110  //0x16の2進数

             0b11101001   //汎用レジスタの内容を反転する、結果は0ではない。    

    W  0xE9     //命令実行後の値、dが0だから、こちらに上書き。

    f  0x16     //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    Z➡0。 //ステータスレジスタの値

     

 2.    汎用レジスタ番地;0x30(ラベル;Data)とする。

    W  0x65     //命令実行前の値(ワーキングレジスタの内容)    

    f  0xFF     //命令実行前の値(0x30番地の汎用レジスタの内容)

    d  1      //格納先の指定

    BCF      Data,1   //命令実行

    f   0b11111111  //0xFFの2進数

             0b00000000  //汎用レジスタの内容を反転する、結果は0。    

    W  0x65     //命令実行後の値、こちらは、変化なし。

    f  0x00     //命令実行後の値、dが1だから、こちらに上書き。

              Z➡1。 //ステータスレジスタの値